思ったように会話が続かなかったり、会話が全然盛り上がらなかったり、そもそも何を話していいのか分からない、といった事は誰もが経験済みでしょう。
私も会話への苦手意識は非常に強く、初対面の相手とのやりとりや、職場内でのなんて事ない会話が下手過ぎて、「人と関わるのはいや!」という、あまり良好とは言えない思考に陥る事もしばしばです。
で、なんでこんなに会話に苦手意識があるのか考えてみたところ、単純に「楽しい会話のコツを理解できていないんだ」と言う結論に至りまして。
で、楽しい会話のコツについて書かれた良記事を見つけたので紹介します。
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この記事によれば、「楽しいコミュニケーションは、感情の交換である」という大原則に基づき、さらに会話には3つのフェーズがあると。
そして、それぞれのフェーズの役割をしっかりと理解し、「感情の交換」を意識していれば、楽しく会話する事が出来るというんです。
会話の3つのフェーズとは?
では早速、3つのフェーズについて見ていきましょう。フェーズは以下の3つに分かれています。
- 聴く
- 質問する
- 自分の話をする
まあ確かに、会話の要素は大体この3つ以外にないか・・・。
簡単にまとめると、
- 相手の話を聴くことで情報収集し
- 質問をする事で相手の感情を露出させ
- 自分の話をする事で「もっと話したい!」と思ってもらう
という感じ。
それぞれのフェーズについて、詳しく見ていきましょう。
フェーズ1:聴く
まずは相手の話をしっかりと聞いて、彼や彼女が、今までの人生や日々の生活の中で、「何に感情を動かされているのか?」を知る必要があります。
相手の話を聴きながら、その話に含まれる感情にアンテナを張るという感じですかね。
そして、アンテナに引っかかった感情があったら、できるだけその感情を露出させるような質問をしていこうよと。
フェーズ2:質問する
例えば、映画を観たという会話になったら、
- 「どこで観たのか」
- 「誰と観たのか」
- 「いつ観たのか」
とか、そういう周辺情報を聞き出す質問よりも、「映画を観てどう感情が動いたのか」を引き出す質問をした方が、楽しい会話になりやすいという感じですね。
たとえば、「一番印象に残っているシーンは?」と言う質問をするといいかも。印象に残っているくらいですから、おそらく何らかの感情と結び付いているはずです。
相手に対して、感情を露出させるような質問をする事で、会話を深めていき、その感情にまつわる映画の話や、自分の経験とかを話す事も出来そうですし。
たしかに、周辺情報だけでは会話が広がっていかないし、単純に楽しくないですよね・・・。仕事上の事務的な会話のやり取りみたいになってしまう可能性もあります。
フェーズ3:自分の話をする
しかし、人間は、正体がわからない人には、自分の話をしようとは思わないものです。逆に言えば、自分から話をしていけば、「ここまで話してもらったんだから」と、相手も自分の話をしてくれるようになります。いわゆる「返報性の原理」ですね。
人は何かを貰ったら、お返しに何かあげたくなるものなんですよね。会話も同じで、「これだけ話してもらったんだから、私も何かお返しをしたい!」となるんですな。なるほど。
逆に言うと「私はこれだけ話したのに、この人はなぜ自分の事を話さないの?」と不信感を抱かれる可能性もあるということですよね。
これは今後の人間関係を形成する上でも大きな問題になりえます。
私も自分の事を話すのが苦手なので、楽しい会話をするためにも、自分の話を適度に入れていこうと思う所存です。
まとめ
- 聴く
- 質問する
- 自分の話をする
重要なのは、「楽しいコミュニケーションは、感情の交換である」という大前提を、全てのフェーズ内で忘れずに意識するという事ですね。
感情の交換が無ければ、ただの質問と応答のやりとりになってしまいます。よくよく意識して見れば、身の回りの会話が上手い人や、インタビュアー、芸人さん、ラジオパーソナリティなど、トーク術はもちろんの事、感情の交換が上手いんだろうなーと。
「楽しいコミュニケーションは、感情の交換である」
床の間などに掛け軸として飾っておきたいくらいですなー。
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